チェスターの死とLINKIN PARKの彼への愛について
今日は、7月20日に亡くなったLINKIN PARKのチェスター・ベニントンについて書きます。
チェスターの死についていろんなメディアで書かれているのを読んで、私もブログに書こうと思いました。
でも、私は誰かに「この音楽はこうだ」とか「この人は音楽業界ですばらしいことをしたんだ」などそういったことを伝えられる知識や経験はありません。なかなかうまく文章にできなくて、「何を伝えたらいいんだろう」と思うばかりでした。
チェスターの偉大さ
チェスターの人生
チェスターがリンキンパークで残した音楽
どれも「チェスター・ベニントン 死」と検索にかければ出てきそうな内容。
そんなとき見つけた記事がありました。
この記事を読んで私は気付いたんです。
チェスターが亡くなって私は悲しいのだと。そしてその悲しみからなかなか抜け出せていないことにも。
LINKIN PARKは「カッコイイ音楽」だけではなくて「悲しみ」「怒り」「恐怖」ネガティブな感情も伝えてくれました。
”毎日が楽しくてハッピーな人生”―――それを夢見る人はたくさんいます。
だけど時には難しいこともあるんだって教えてくれる音楽。それがLINKIN PARKだなと思います。
表と裏があるように、誰しもが持っている光と闇。
リンキンは誰もが隠したいと思う部分を音楽にしていた。
だから私は落ち込んだときや悲しいとき彼らの曲を好んで選んでいるのかもしれない。
こんなにも好きになったバンドはLINKIN PARKしかいない。彼らの音楽に出会って本当に良かった。チェスターという素晴らしい人に出会えて良かった。
マイクが載せた初期のLINKIN PARK
マイク・シノダ:1997年か1998年…たしかこれが僕らが最初に撮った写真だと思う。
チェスターにバンドに加入してもらいたいと言ったんだ。彼はアリゾナからロサンゼルスまで引っ越す準備はできてるよって言ってくれて。僕らはUCLAの近くにあるピザ屋さんに行って、これから何をすべきか話し合ったんだ。当時はXero(ゼロ)というバンド名で、たぶん持ち曲は6つもなかったはず。炎のタトゥーも赤い髪でもなくて、僕らの多方はまだ大学生だった。
マイクがTwitterにアップしたイラスト
— Mike Shinoda (@mikeshinoda) 2017年7月28日
6人がそれぞれの手をつないでいて、繋がりが強かったんだなぁと思えるイラスト。ただ、ひとつだけ影が薄くなっている。チェスターが入れていた炎のタトゥー。チェスターはいなくなってしまったけど、この6人でLPなのだと表しているように思える。
LINKIN PARKメンバーからチェスターへ追悼メッセージ
LINKIN PARKからチェスターへのメッセージです。 pic.twitter.com/KkQgCve9rY
— ワーナーミュージック・ジャパン洋楽 (@wmj_intl) 2017年7月24日
MTVのインタビューでマイクが、ボーカルオーディション時にチェスターを見て「家族になれる人思った」って答えていたのを思い出します。
マイクがチェスターへ贈った曲 ”Breaking the Habit”
Breaking the Habitはマイクが薬物中毒者だった友人の経験を元に作られた曲。
当時、薬物に依存していたチェスターに変化してほしいと思って贈ったとマイクがインタビューにて答えてました。「他人には変えられない。自分を変えられるのは自分しかいない。」そういった想いをチェスターに贈っていました。
チェスターは、マイクから渡された歌詞を読んで大号泣したと笑って話していました。。本当にこのバンドの愛は深い。。収録時、最初の2行を歌うのも泣いてしまい難しかったそう。
チェスターは10代の頃から薬物依存で、リンキンで売れてからも薬物に依存していた。それを見てマイクは「助けなければ」と思ったとのこと。リンキンの強い絆を感じます。。
Music Video(YouTube)
Breaking The Habit (Official Video) - Linkin Park
Heavyからみるチェスターの苦しみ
(チェスターとキアラの笑顔がいい写真。。)
LINKIN PARKが今年の3月に発表した新曲 ”Heavy”。
あえて笑顔の写真を貼ったけど、HeavyのMVはとてつもなく苦悩に満ちている映像です。初めてMVを観たときあまりにも悲しすぎて、チェスターの心はこんなにも苦しいものなのかと泣いてしまいました。
チェスターは
「Why is everything so heavy ... なぜすべてが重いのだろう」
「Holding on ... 耐え続ける」
と歌っています。
こんなにも胸が苦しくなる曲は、チェスターが歌っているからに違いない。。
そして苦悩を隠さず歌っているチェスターは、多くのひとに愛をもたらしたかもしれない。
Heavyの和訳をしてくれているブログ様
Music Video(YouTube)
Heavy (Official Video) - Linkin Park (feat. Kiiara)
まとめると
チェスターは自分で自分の命を殺めてしまいました。
彼にとってこの世界は生き辛かったのかもしれない。
彼の死はあまりにもショックで辛いことだったけど、LINKIN PARKのファンになれて本当に良かった。
次の世界では幸せになってほしいと願います(おこがましいですが…)
生きることは時として辛いことだけど、生きることには意味がある。
悲しみも、辛いことも、幸せなことも、すべて人生。
Chester Bennington,Forever. 1976-2017