スメラルド第4話「スメラルド」の伝説【BTS新シリーズ LOVE YOURSELF】

おはようございます。昨日のHighlight Reelをリアルタイムで観てしまったことで、興奮し寝れなりました(嬉し涙)。よくツイッターで皆寝れないとつぶやいていたんだけど、これがもしかしてそれですか?(語彙力)

スメラルドの第4話を翻訳しつつ、関連しそうな人物や物語を調べつつ、、。ツイッターでみた「ばんたんが日本にいる」という情報を目にしつつ、スメラルドとLOVE YOURSELFの謎解きに勤しむわたし。

急に何を思い立ったのか、ふと「もしかして沖縄にいたりして」と「BTS 沖縄」でググるわたし。はい、やらかしました。まさかのまじでリアルタイムで沖縄に防弾少年団たちが来ている。目を疑いました。そして自分のツイッターはどうしてそれを表示してくれなかったんだと思いました。18日の夕方ごろにはSNSで騒がれてたのに何も知らなかったよ。深夜なのにめちゃくちゃウキウキワクワクドキドキして、あれれれ全く眠気ないよ状態。

ツイッターでARMYが「同じ空の下にいると思うだけでこんなに興奮するのに、東京・大阪のARMYたちすごいよ」って言ってて本当にすごいなと思った(語彙力)。

それにしても、この時期の沖縄の夕日は「NOT TODAY」のMVのような色合いでめちゃくちゃ綺麗なのです。なのでバンタンたちも見てくれていると思うとそれだけで嬉しいです

 

いつにも増して、前置きが長い。それではスメラルドに話を戻して、第4話の翻訳です。

 

「スメラルド」のストーリー

第1話「スメラルド」との運命的な出会い、プロローグストーリー

第2話「Flower Smeraldo」を紹介します

第3話「スメラルド」はどのように発見されたか

第4話「スメラルド」の伝説

第5話「Ashbless Card」

第6話「マダム・レノデマンド」と「ザ・フラワーカード」

第7話「伝えない真意」

第8話「スメラルド」の韓国公式初注文を頂きました

 

第4話「スメラルド」の伝説

原文はこちらから

http://blog.naver.com/testesso/221055710367

 

あなたは自分が美しいと思いますか?
以前に、「私は美しい」と書かれているドアと、「私は美しくない」と書かれているドアを立てて、どのドアに入るかを調査する実験を見たことがあります。
皆さんならどうでしょうか?この話を出した理由は、スメラルドにまつわる愛の物語を始めるためです。

スメラルドの物語は、15世紀から16世紀のイタリア北部の農村地で始まります。チッタ・ディ・スメラルド(La Città di smeraldo)と呼ばれる村には、外れたところに小さなお城がありました。そこには非常に外見が醜い男が住んでいました。

 

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▲「チッタ・ディ・スメラルド」と推定されるイタリア北部の村

 

その男について、正確には知られていませんでした。「父親フィレンツェ公爵。公爵が(公爵夫人ではない)庭師の娘を愛して産んだ子。男の母親は出産時に過度の出血で死亡した。公爵夫人の子どもたちがその男を殺そうとしたので、公爵が男を避難させた。」噂は広まったが、そのいずれも真偽は明らかではありませんでした。

男は古い城で一人寂しく隠れていました。生まれ育った過程で、多くの憎しみと叱咤を受けたため、誰にも心を開きませんでした。誰かが近づいてこようとすると怒り隠れてしまいました。彼の唯一の楽しみは庭の花を育てることでした。そんなある日、男の城の近くに一人の女性が現れました。ボロボロ姿の女性はかかとを持ち上げ、庭のフェンスを飛び越え庭の花を盗みました。男は火のように怒り、庭を一晩中守りました。しかし、眠気に落ちてしまった間に、その女性がまた花を折ってしまいました。そんな夜が数日続き、やがて男は女性に関心を持つようになり、監視するふりをしながら女性が立ち寄る姿を見守っていました。いつの間にか男はその女性が来るのを待つようになりました。ある日、男はマントに身を包み、女性を追いかけました。すると、貧しくて病弱な女性が花を売って生計を立てていることを知りました。

男はその女性を助けたいと思いました。自分が知っている花を育てる方法や美しい花を開発する方法も教えたいと思っていました。しかし、男は女性の前に姿を現すことができませんでした。醜い姿をした自分を恐れ、愛さないと思っていました。結局、男ができることは、女性がずっと庭に来れるように、花を植えて育てることだけでした。

男は世の中にない花を作ることにしました。女性が高く売ることのできる花を作り始めたのです。男は城に引き籠って花作りを始めました。多くの失敗を重ねた後、男は世の中にない花を作り出し、庭をその花でいっぱいにしました。

ところが、いつからか女性は姿を現さなくなりました。幾度待っても女性は庭には現れず、気になった男は顔を隠し、村まで降りて行きました。しかし、女性はすでに死んでいた後でした。

 

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ここまでがスメラルドの伝説です。実際にあった出来事なのか、誰が花を作り出したのかはわかりませんが、スメラルドを見るたびに、この伝説の話を思い出し、いろんなことを考えます。
もし男が勇気を出していれば、自分の顔を見せて、想いを伝えたらどうなったのだろうか?
もちろん、女性は怖くて逃げだしてしまうかもしれません。勇気は、言葉にするほど簡単ではないのです。

事実、私も似たような体験があります。過去の記事で触れたトランプ学会で出会った友人の話です。実際に私はその友人に片想いをしていました。その友人は、とても明るく陽気で光に満ちていました。彼女は、私に想いは持っていないと言いましたが、スメラルドの発見を聞いた後、花に関する話を交わしながら、チッタ・ディ・スメラルドへ行く約束をしました。

今でも時々そのときのことを思い出します。好奇心と期待で輝いていた友人の表情や、大きなバックパックでちょこちょこ歩く姿、ドキドキして予約した飛行機。

それは永遠に忘れることのない瞬間です。
そして、どんなに多くの時間が流れても、癒えそうにない傷でもあります。

 

[出典] [第4話]「スメラルドの伝説」|著者testesso

 

気になる点

チッタ・ディ・スメラルド(La Città di smeraldo)が位置する地図

「La Città di smeraldo」Google検索にかけると出てくるのが「La città di smeraldo di Oz」、なんとオズの魔法使いが出てくるんです。

オズの魔法使い』にはエメラルドの都市が出てきます。スメラルドの伝説の舞台と名前が一緒。

 

フィレンツェ公爵

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フィレンツェ公爵

アレッサンドロ・デ・メディチ(Alessandro de' Medici, 1510年7月22日、フィレンツェ - 1537年1月6日、フィレンツェ)、通称イル・モーロ(il Moro)は、1523年フィレンツェの僭主、ペンネ公。コジモ・デ・メディチ以来、事実上フィレンツェを支配していたメディチ家(兄脈)の最後の当主、そして世襲となった最初のフィレンツェ公(1532年から)である。

 

引用元:アレッサンドロ・デ・メディチ - Wikipedia

 

庭師の娘

「農村の娘」ではなく「庭師の娘」。なんだかひっかかる…調べてみることに。

すると、公爵と庭師の娘チェッキーナが恋に落ちるというイタリアオペラがあるということがわかりました。(めちゃくちゃ似てるやん)

あらすじはこんな感じ。

公爵と庭師娘チェッキーナ、身分違いの恋に悩むが、娘は実はドイツのさるご貴族の娘だったことが発覚しめでたし、めでたし、というわかりやすいシンデレラ物語

 

引用元:チェッキーナ : ヴェネツィア ときどき イタリア

 なるほど。ここでは『シンデレラ』かぁ。

 

でここでさらに「庭師の娘 イタリア」で検索すると、こんな絵画が出てきました。

 

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ラファエロ作『美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ)』

■ 美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ) 1507年
(Bella Giardinier (Madonna col Bambino e san Giovannino))
122×80cm | 油彩・板 | ルーヴル美術館(パリ)

 

パリのルーヴル美術館が所蔵したことによって、最も多くの人々に知られることになったラファエロ制作の聖母子像のひとつ『聖母子と幼児聖ヨハネ』。通称の美しき女庭師という名称で今なお魅了し続けている本作は1507年、フィレンツェ滞在時に手がけられ、明るく澄み渡った牧歌的な風景の中、地に腰を下ろし謙譲を示す聖母マリアと、ミケランジェロの影響であろう躍動感に富んだ表現をされる幼児キリストから、ラファエロの代名詞ともなった聖母子の姿の典型が伺える。ゴシック期より盛んに描かれてきた聖母子像に、ラファエロは母親の母性を画面中に表現し、多くの人々から支持を得た。本作はその最も典型的な作例のひとつである。聖母子の構図ではヨルダン川でキリストへ洗礼をおこなったヨハネは大人として描かれることもあるが、本作のようにキリスト同様、幼子として描かれることが多かった。

 

引用元:ラファエロ・サンツィオ-美しき女庭師(聖母子と幼児聖ヨハネ)-(画像・壁紙)

 

これ見たとき、Hightlight Reelでのホビとジミンちゃんを思い出してしまいました(関連なかったらすみません。。)Hightlight Reelに出てくる女優たちはメンバーの母親説で見てみると、この絵画『美しき女庭師』と似ているような気もする…。

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ホビは楽しそうに女の子と踊るんだけど、ジミンは後ろで座っているだけ。女の子のことは直視しなくて代りにスマホで撮った画面越しに彼女をずっと見ている。

 

醜い男と花を盗む女性

醜い男は過去のことがあって、お城に閉じこもっているんですね。そこに現れた女性、なんと庭から花を盗んじゃいます。男はそのことに対して怒りますが、次第に(何度も盗むことを繰り返す)女性に興味を持ってしまう。

女性は貧しく病弱。そんな女性を助けたいと思っている男ですが、「自分の容姿は醜く、見られると嫌われてしまうのではないか」と不安になり、女性の前には姿を現さないんですね。男が女性に対してできたことは、「世の中に存在しない花=スメラルド」を作り、それを庭にたくさん植えることでした。

たくさん失敗をし、ついに完成したスメラルド。「これで女性を助けられる!」そう思って女性を待つ男でしたが、幾度待てども花を折りに来ない女性。

気になって村に降りていくが、ときはもうすでに遅かった。。。。なんと女性はこの世にはいなかった。

読んでいてとても悲しい内容のストーリーです。スメラルドには「悲しい愛」の物語・伝説があるということを表しています。

ここで気になったのが、「醜い男」と「花を盗む女性」。醜い男は美女と野獣を思い出させます。花を盗む女性は、どのようなタイトルだったか忘れましたがおそらく何かの童話で見た気がする…!幼いころ絵本で読んだ気がする…!思い出せなくていろいろ検索してみましたが全然出てこない(涙)解析ARMY様に頼るしかないですね…(涙)

 

おわりに

オズの魔法使い』に、『シンデレラ』、『美女と野獣』。いろんな童話を取り入れているようなストーリーですね。全然考察もくそもないですが、とりあえず、それっぽいのは書いた気がする(おい)。解読はプロの解読ARMYに任せて、わたしは楽しく新シリーズを謎解きしていきたいと思います。(果たして今回このブログで何か得たものはあったのか…)

 

こんなのも書いてます


ではでは、バンタンたちが沖縄を楽しんでいてくれるよう願ってます